前回の記事を簡単に振り返ると、伊豆の海岸線にたくさんある“ひもの屋”は、どの店も同じように見えてしまい、どのお店が美味しい魚を販売しているか分からない・・・
それと同様に、美容室もどのお店が良いか分からないということを書かせて頂きました。
こんなことを書いていると、ひもの屋と美容室から多くの苦情が寄せられそうですが、一般ユーザーからすると、何が特徴なのかが分かりづらいということは確かなのです。
では、どうしたら特徴を出すことが出来て、他店との差別化が図れるか?ということを、今回の記事で説明したいと思います。
前回の記事にも書きましたが、内装、技術、サービスで差をつけるということは、とても大事なことなのですが、差をつける=今までにないものを投入する。という構図になってしまうと、常に新しいものを提供し続けなければなりません。
内装を定期的に変えたり、新技術を常に導入したり、サプライズ的なサービスをいつも考えたり・・・やろうと思えば出来るかもしれませんが、これを継続しようとすると、かなり大変です。
では、何を行い、何を打ち出せば良いのか?
ユーザーに対し、常に“新たなる発見”を情報として提供するのは、ほぼ不可能だと思いますが、“確認”をしてもらうということに対しては、出来ることがたくさんあるのです。
インターネットユーザーが情報収集をする際に、今までにない“新たなる発見”を求めているのも確かですが、それ以上に“確認”ということを行っているのです。
どんなお店なのか?どんなスタッフがいるのか?メニュー、料金は?場所は?など、
まずは確認をして、不安を取り除きたいのです。
新しい美容室を探すという時は、期待と不安があるのです。不安が解消されないと期待には繋がりませんし、不安がもの凄く解消された時には、自然と期待に繋がっていくのです。
不安を解消する=自分なりの確認をする・・・・ということになります。
例えば、皆さんがレストラン、ホテルをインターネット上で探すとき、まずはお店(お部屋)の雰囲気や、価格などを“確認”しませんか?“確認”したいと思うときは、より多くの情報が欲しいと思いますよね?レストランであれば、お店の広さ、雰囲気は?料理は美味しいの?人気メニューは?ボリュームは?食材は何を使っているの?コックさんの腕は?どんなお客さんが多いの?
などなど、色々確認したいことがありますよね?その確認したいことがニーズなのです。
もっと強烈な例え方をすると、皆さんがインターネット上だけで、結婚する人を選ばなければいけないということになったら、血眼になって相手の情報を確認しますよね?
それと同様の考えを持てば良いのです。(少し大げさなくらいが良いのです。)
美容室を探すユーザーの立場になって考えると、立地、外観、内装、空間イメージ、広さ、技術力、スタッフ、デザイン、メニュー、料金など、確認したいことは結構あることが想像出来るはずです。
その確認したいこと全ての項目に対して、これでもか!!という位に答えてあげればよいのです。もし、全部答えるのが難しかったら、ここだけは譲れないという部分を徹底的に情報として公開すれば良いのです。
例えば、空間の強みを伝えたいと思ったら、床、壁、天井の素材から、全ての器具の素材、大きさ、お店の広さが分かる図面、トイレの仕様、置いてある小物を紹介すればどうでしょう?ユーザーからすれば、確認するどころか新しい発見に繋がっていくはずです。
そして、さらに深く伝えたいのであれば、その一つ一つに対しての自分の想い入れや感想を付け足すのです。
このような一つ一つの小さなこだわりが、集結すると大きなこだわりになるのです。
大きなこだわりを伝えることが出来たとしたら、それは差別化が出来たと言っても過言ではないですよね?
- 新しい“発見”を伝え続けるのは困難
- インターネットユーザーは不安を解消するために“確認”をする。
- 小さなこだわりの集合体が、大きなこだわり=差別化に繋がる。

佐々木亮輔