第2回目となる今回は、所々、少々辛口な表現をしていますが、僕が前職で、『ビューティーナビ』という美容室検索サイトを運営してきた経験の中で、客観的な視点で記事を書いてみました。
皆さんが思っている以上に、一般ユーザーは美容室の違いは分かっていないのです。
僕はよく熱海、伊豆方面にドライブに行くのですが、“ひもの屋”が多いのに気付きます。
海岸線を車で走っていると、“ひもの”の看板だらけ。お土産を買おうと思って、お店を選ぼうにも、どの店の“ひもの”が美味しいのか分からないし、お店に入っても、並んでいる商品はほぼ同じに見えます。強いて言えば、店構えが立派、キレイ、メディアに掲載された実績があるなどが判断の基準になるのではないでしょうか?
僕のような一般客には、どの店も同じようにしか見えないのです。並んでいる商品も同じ海から獲れる魚が中心のだろうし、何が違うの?と本当に分からなくなってしまいます。
(本当は色々と特徴があるのでしょうが・・・)
この、ひもの屋の状況を美容室に置き換えてみましょう。(少々、強引ですが・・・)
御存じの通り、美容室は全国で20万件あると言われています。僕なんかは、美容業界にどっぷりの人間なので、ある程度、この美容室はこんな特徴があるということが分かりますが、一般ユーザーはそんな詳しいことなど分かりません。
『ビューティーナビ』は、約3,000件の美容室が掲載しており、月間で90~100万人のユーザーが訪れるサイトでしたが、一番頭を悩ませたことが、“美容室の差別化”です。単純に表面の情報だけを掲載したら、ほぼ同じ美容室が並んでいるように見えてしまうのです。
もし、同じような美容室が3,000件並んでいたとしたら、美容室を選ぶことが出来ますか?
どこを選べばいいの?というような状況になってしまいます。
では、実際の美容室はどうでしょうか?
言葉を選ばず言わせて頂くと、“ある程度の外観、内装”で、“ある程度の器具”が揃っていて、“ある程度の技術”を提供し、“ある程度のメニュー、商品”が並んでいる美容室が多いのが現状ではないでしょうか?
何もしなければ、一般の人からすれば“ある程度の美容室”と思われてしまうのです。
まさに“伊豆のひもの屋”状態です。どこも同じに見えるのです。
これらの“ある程度”を“ある程度”でなくすには、相当なお金とパワーを掛けなければなりません。
超豪華な外観、内装、器具・・・又は、どこにもない技術、メニュー、商品・・・
これらを得るということは、並大抵なことではないですし、得たとしても真似されてしまうのがオチです。
ここでは、敢えて極端な表現をさせて頂きましたが、裏を返せば、どの美容室もハード面、ソフト面共に、かなりレベルが上がってきたということが言えると思います。
実際は、どの美容室も、かなりの“こだわり”を持って美容室を経営されていると思いますが、悲しいことに、その“こだわり”をしっかりと伝えていない美容室が本当に多いのです。 だから、一般ユーザーからすると、“どこも同じ美容室”と思われてしまうのです。
しかし、この“どこも同じ美容室”と思われていることがチャンスなのです。
“どこも同じ美容室”というグループから抜け出れば、間違いなく“こだわりのある美容室”と認識され、差別化、ブランド化が図れるのです。
ある程度の美容室から脱却するためには、プラスαが必要です。
次回は、そのプラスαを具体的に説明したいと思います。
このプラスαは、インターネット上で、より効果を発揮します。
是非、お楽しみに!!
- ひもの屋はどの店も同じようにしか見えない
- “ある程度の美容室”になることは簡単
- どこも同じ美容室という認識=最大のチャンス

佐々木亮輔