| 第7回 |
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スタッフが辞めた
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「オープン10ヶ月にして来店500名を超え
激戦区市川で台風の目に!」
店がオープンして1年を経過するかしないかの頃の話です。
客数も順調にのびて10ヶ月目の平成7年7月、来店500名を達成した。
スタッフも2月にOちゃん入店、4月にT君入店、5月にS君入店と、
7月の時点で開業時の私、妻、店長の3人と合わせて6名の
スタッフ構成となっていた。
かければかけるほど髪がよくなるパーマがあたり!ムースカラーも順調!
客単価も9000円前後で450万に届きそうでした。
そのころメーカーさんからの紹介で業界誌「美容の経営プラン」に
掲載されました。
タイトルは、
「オープン10ヶ月にして来店500名を超え
激戦区市川で台風の目に!」
だったと思います。
「お客様のために」という理念のもと、まさに順風満帆でした。
この時点では・・・。
8月にT君が突然の退店を申し出てきました。
自分としては、とてもかわいがっていたのでショックでした。
しかし、この時点ではまだ5名。
そのうち、いい人がいたら採用しようかな、という感じでした。
それから、徐々に歯車が狂い始めていました。
T君と仲のよかったS君が、遅刻することが多くなり、
そのたびに意味不明な言い訳を始めました。
今にして思えば、そのとき早めに手を打てばよかったかもしれません・・・。
「スタッフの為に」何が出来たんだろう?
そして、それは12月はじめのことでした。
突然、S君からの連絡が途絶えました。
そうです。店に来なくなりました。連絡もつきません。
あわてましたが、Oちゃんと4人でがんばって12月を乗り切れば
春の採用予定者も決まっていたので励ましあいながらやろう!
としました。
・・が、S君が消えてから数日後Oちゃんも消えました・・・。
残ったのは、開業のときの3人です。
また、ふり出しにもどってしまったのでした。
その緊急事態に、仕事を休職していた後輩をむりやり手伝わせたり、
店長の義理の妹にあいてる時間に受付をたのんだり
無理なお願いをしました。
しかし、スタッフの絶対数がたりませんでした。
その年の12月、来店いただいたお客様が600名を超え単価も9000円弱で
500万円に少し届かなかった結果でした。
3人ではかなり大変でした・・。
3人で合計10kgの減量となりました。
そのとき、思ったことは今も忘れません。
辞めていった人たちの為に何をしてたんだろう。
「お客様の為に」はもちろんがんばってきましたが、
「スタッフの為に」何が出来たんだろう?? と自問自答しました。
答えは、NOでした。
確かに、お金は残りましたが(それはそうです。PH160万ですので・・)
しかし周りにだれも残りませんでした。
こんな悲しいことはありません・・・。
どん底の思いのなかひとつの決心をしました。
「お金が、多少あってもしょうがない。
人こそが大切、そんな会社を作りたい」と。
いや、お金も少しは欲しい・・・。
「これからは、働くスタッフが幸せを感じられる
お店を作ろう」と。 |